
鎌倉時代からの「甚目寺」の地名で呼ばれていた長い歴史のある甚目寺町。
現在も名古屋市の西に隣接しており、ベッドタウンとして発展を続けており、約4万人が住んでいます。
そんな甚目寺の歴史・民俗に関する資料を展示しているのが甚目寺歴史民俗資料館です。


行き方は名鉄津島線甚目寺駅から徒歩4分のところで、町民会館の3階にあります。甚目寺観音正門からすぐです。
早速3階まで上がってみることにします♪
甚目寺歴史民俗資料館

入場料は無料です。開館時間は9:00-16:00(12:00-13:00は休み時間)で、休館日は毎週水曜日になっています。
一昔の甚目寺は昔は農業とハケ製造業が栄えていました。



当時使用されていた機材が展示されています。
展示室

展示室には甚目寺に残られた文化財が展示しています。

こちらは不動尊像が描かれた図です。不動明王は、大日如来がいっさいの悪魔を降伏させるために化身して盆怒身となったもので、常に大火焔の中にあって内外の諸難や汚れを焼き衆生を擁護するといわれています。日本では、平安初期に密教が盛行して以来、現在に至るまで不動明王の信仰があり、特に、修験道の本尊として山伏とともにひろまり、庶民の信仰の中に浸透したそうです。

こちらはあま市全域の遺跡分布地図がわかるパネルです。手元に遺跡ボタンがあって、押すと居場所が特定できる作りになっています。
昔の人の暮らし


豊作を願うお祭りで担がれた神輿を再現したものになります。農業で栄えた町だけに、豊作への感謝というのは大切にしていたんでしょうね。


これは馬飾りです。大正時代頃まで甚目寺では5月18日に馬が駆ける行事があり、境内を駆け抜けていたといいます。最近ではこのような馬飾りが縁起物として奏られているようです。

ボタンを押すと人形たちが甚目寺の歴史について話してくれます。お子様と行っても一緒に楽しめそうなブースですね。

すべて回るのに30分くらいかかりました。町民会館の一室なので規模的にあまり期待していなかったのが正直なところでしたが、甚目寺歴史民俗資料館は展示物も豊富で様々楽しめる仕様にもなっていて感動しました。これで無料でいいのかな?と思ってしまいます。
甚目寺周辺にお住まいの方、そうでない方にとっても歴史好きな方にとってはとても有意義な時間が過ごせる場所だと思います。甚目寺観音の隣にあるので、お参りのついでに寄ってみてはいかがでしょうか。きっと新たな発見があると思いますよ。
では今日はこの辺で。
甚目寺歴史民俗資料館

営業日:午前9時から午後4時まで(正午から午後1時までは休み時間)
定休日:水曜日・木曜日
入場料:無料
駐車場:有
電話 :052-443-0145
住所 :愛知県あま市甚目寺東大門8町民会館3F
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