
愛知県あま市にある観光名所『甚目寺観音』から道路を挟んだ向かい側に小さな神社があります。
大徳院



ここ大徳院は推古天皇6年(598年)に創建されました。甚目寺観音と同時期に建てられたものになります。安産・子育て・延命長寿の地泉院、せんき薬師の西福院とともに尾張三霊場と呼ばれる真言宗智山派の寺になります。敷地の大きさや知名度ではお隣の甚目寺観音に負けますが、大徳院には名物であるえびす大黒がいます。
えびす大黒

建久7年(1196年)源頼朝の命により、大徳院にえびす大黒像が奉安されました。

仏糸をえびすさんの首にかけて念じることで願い事が成就します。
まず本堂正面のこちらで仏糸を購入(100円)し、自分の首にかけて、本尊様に向かって仏糸に願いを込めて参拝します。そして、男女それぞれの仏様に仏糸をかけ、再度願をとなえながら、拝礼します。
男性は大黒様に。

女性はえびす様にそれぞれかけて参拝します。

境内にはその他様々なものがありました。

こちらでは、備え付けの赤紙を購入(200円)嫌なことや怒り、愚痴を書いて仏様に貼ると厄を払ってくれるとのこと。
お守り・お札



お守りや福紙、おみくじなど大徳院でしか手に入らない物が多く並んでいます。
大徳院の年間行事

出典:大徳院
ここ大徳院では、年間通して様々な行事が行われています。
<1月上旬>
初まいり:年の始めに一層の飛躍を願う祈願祭
<1月中旬>
開運祈願祭:家族一人一人の1ヶ年間の開運を願う祈祷を厳修します。
<2月上旬>
恵方祈祷会:二黒土星に生まれた方の八方塞りを開くご祈祷を厳修します。
<2月下旬>
初大祭:大徳院最大の行事です。古来伝承されている「えびす大黒天」お影を受け「家内安全・商売繁昌・社運隆盛」を願う祈祷を厳修します。
<5月中旬>
春の大祭:客殿にて、「西国・秩父・坂東の百観音霊場」お砂ふみを開催します。
<8月中旬>
供養の日大祭:各家の先祖・水子の供養を厳修します。
<10月中旬>
えびす大祭:水の神(えびす天)・土の神(大黒天)に感謝し、日々の無事・万民豊楽・五穀農穣を祈念します。
<12月中旬>
おさめ大祭:一ヶ年の無事を感謝し、あわせて一ヶ年守ってくれた古札、お守を炊き上げます。
これらは昔から伝わる伝統的な行事です。地元の人が家族の健康と幸せを願って訪れる大切な場所として大徳院があるのです。
地元の人でなくても何か勝負の前には大徳院でお参りしに行かれてみてはいかがでしょうか。きっとえびす様の御利益がありますよ。

行き方:名鉄甚目寺駅から徒歩3分
駐車場:有
住所 : 愛知県あま市甚目寺東門前26番地
電話 :052-444-0241
時間 :7:00~17:00