一宮市は名古屋と岐阜のほぼ中間にある街で、その利便性から鉄道も道路充実しています。
名古屋、岐阜とも電車で10分ほどで行くことができる点から多く住んでいるおり、その人口は約38万人になります。これは名古屋市、豊田市に続いて3番目の多さになります。
そんな一宮の街は古くから繊維産業が盛んで「織物の街」として知られてきました。
昭和30年代には喫茶店・モーニング文化発祥の地として全国的に有名になりました。
一宮の中心に位置する一宮駅から少し離れたところにまだそんな古き良き名残を残している商店街があります。
現代化が進んだ駅前から少し進むと時間が止まったかのような一宮本町商店街。
散歩しているだけでも楽しめる魅力的な場所を今回は紹介いたします。
一宮本町商店街
こちらが一宮本町商店街の駐車場にある看板です。
ご覧の通りとても時代を感じるものになります。一部の文字は劣化が進み読めなくなっています。
この看板が立っている時代から今でも続いている老舗がずらりと並んでいるのが一宮本町商店街なのです。
では、早速散歩してみましょう♪
乳母車の専門店がありました。佇まいは古いですが、高齢化社会の現在は需要が高そうですね。
タクシー乗り場が見えてきました。こちらからもレトロ感を感じます。
直結ボタンを押すことでタクシーが駆けつける仕組みになっているようです。もし子どもがいたずらで押したら迷惑なものですね。
こちらは近所の人が利用している個人スーパーですね。大型のショッピングセンターが立ちはだかるこの時代の中、落ち着いて買い物ができる貴重な商店ですね。
商店街を支える老舗店
手芸、裁縫の専門店さん。
布団屋さん。
人形、おもちゃ屋さん。
靴屋さん。
鞄屋さん。
時代の流れを感じざるをえない居酒屋さん。
商店街のお客さんはご高齢の方が多く、接客をされているのもまたご老人。
こちらはご高齢者が利用するコミュニティスペースのようですね。落ち着いた商店街の中にあるので、利用者さんたちも行きやすい場所だと思います。中では会話を楽しんだり、折り紙などをして時間を過ごされていました。
こちらのレストランの二階はフォトスタジオになっており、ちょくちょくコスプレイヤーさんたちが出てくるところを見かけました。レトロな商店街の中を複数のコスプレイヤーさんが歩いている光景はなかなか斬新でした。この人たちは商店街に隣接する真清田神社(ますみだじんじゃ)で撮影会に行く途中とのことでした。撮影をお願いしたら、残念ながらNG。決して怪しい人間ではないのに(笑)
と、コスプレイヤーさんと別れてふと沿道に目をやるとびっくり!
女の子が見つめている!
と思いきら高度に作られたマネキンが。
手には美容院の料金メニューが。
思わず立ち止まり、メニューまで見てしまいました。これにはお店の戦略に脱帽です(笑)
というわけで、最後が女の子のマネキンで終わった一宮本町商店街のぶらり散歩ですが、もうなかなか見つけることのできない昭和の香りがする素敵な一角でした。
この商店街では昭和31年から続く伝統の七夕まつりをや市民参加を積極的に取り入れた祭りを開催するなど地域に支えられた愛のある商店街のようです。
独自の文化を日本中に広めた昭和時代の一宮が垣間見れる貴重な場所です。皆さんも是非立ち寄ってはいかがでしょうか。
今回のスポット
名称 :一宮本町商店街
電話 :0586-72-2947
住所 :一宮市本町1〜3丁目