甚目寺(じもくじ)は愛知県あま市にある寺院の名称ですが、地名として認識している愛知県民も少なくありません。
山号は鳳凰山といいます。山号とは仏教の寺院にそれぞれ付く称号の事です。
6世紀(597年)の推古天皇の時代から建っているお寺で、長きにわたりこの地をも守ってきました。
鳳凰山甚目寺観音は、甚目寺駅から歩いて5分のところにあります。
レトロな雰囲気が漂う街並み。踏切が長い渋滞をつくっていました。
鳳凰山甚目寺観音
道のど真ん中にドーンと甚目寺観音が姿を現しました。南大門は国の重要文化財になっているそうです。
これまでの歩いてきた道が十分古い街並みだったので、大きなお寺が突然現れたところであまり違和感はありません。きちんと景観が守られているようです。
境内は想像以上に広く、本堂までとても距離を感じます。この広いスペースを使って地元では年間通して様々なイベントが開催されるそうです。
甚目寺観音の主な行事
出典:sphere
・正月初祈祷会(1月1日〜3日)
・節分会(2月3日)
・桃十日祭(8月)
・甚目寺観音てづくり朝市(毎月12日)
毎月12日に開催されるてづくり朝市は、地元の方のコミュニティにもなっており、最近では若者らも珈琲店や雑貨屋などを出展しています。
老若男女で賑わう地元活性化の原動力になっているようです。
甚目寺観音の境内
広い境内の中にはいろいろなものがありました。そして今風の張り紙もあります。
「境内におきまして、無許可で無人飛行機(ドローン)の持ち込み・操縦・及び飛行・撮影などは固くお断りまします。」と書いてあります。近年お祭りでドーロンを飛ばして、逮捕される人も増えてきていますからね。
本堂
甚目寺の本堂です。真っ赤な兜のようなかたちをした本堂は、とても力強さを感じます。こちらは平成4年(1992年)に建て替えられて鉄筋コンクリート造りになったそうで、造りが金の飾り金具などで飾られおりとても豪華です。内部は外観とは異なり、昔からの飾り付けや漆仕上げの古さが残っており、古寺の荘厳さを持っています。
感想
古い歴史があるのもさることながら、今でも毎月地元の人が集まる貴重な場所として機能していることが素敵なことだと思います。子供の遊び場からシニアの方々の交流の場まで、人の笑顔が集まる場所として甚目寺観音が人と人との繋がり育んでいるようにイメージできます。地元の子供達の思い出の中にはいつも甚目寺観音があるのでしょうね。皆さんもぜひ散歩がてら甚目寺の街並みや甚目寺観音を歩いてみてください♪
駐車場:有
住所 : 愛知県あま市甚目寺東門前24
運営 :鳳凰山甚目寺(052-442-3076)