
こんにちは♪
こちらは江戸時代の画家、歌川広重が書いた作品、
「東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)」の鳴海宿の絵です。

現在、この街道は400年以上の歴史を持つ名古屋でも有数の歴史的観光名所となっております。
また、戦国時代にはあの桶狭間の戦いがあった場所です。
桶狭間の戦いとは、2万5千といわれる大軍を率いて尾張に侵攻した駿河の戦国大名である今川義元・今川氏真親子に対し、
尾張の大名・織田信長が少数の軍勢で本陣を強襲し、今川義元に勝利した日本の歴史上有名な戦いです。
こちらの現住所は名古屋市緑区の有松町に位置し、現代でもその景観は大切に守られており、世界中から多くの観光客が訪れる場所です。


有松・鳴海地区は慶長13年(1608年)から400年以上の歴史がある伝統工芸「有松・鳴海絞り」が有名です♪
有松・鳴海絞りとは、愛知県名古屋市緑区の有松・鳴海地域を中心に生産される絞り染めの名称で、もともとは尾張藩が藩の特産品として扱ったのが始まりで、歌川広重や葛飾北斎も目当てに訪れたということです。
絞り染めとは、布を糸で括ったり、縫ったり、板で締めつけたりして、その部分に染料の浸透を防ぎ、模様を表す染色方法のことです。
そのような歴史ある伝統工芸品「有松・鳴海絞り」の作品を集めた場所に行ってきました♪
有松・鳴海絞会館

こちらには毎年オーストラリアから布と針と糸の祭典に出展されている「キルトフィスティバル」の団体さんもみえるほど、世界中の業界人から注目されているそうです。
横綱白鵬さんやお笑い芸人ハリセンボンさんも来場されているようです。

入場料は大人300円、小・中・高校生100円でした。


入り口を入ると、職人方の実演を拝見させて頂きました。

こちらの職人堀田まき子さんは手蜘蛛絞りという技法をされていました。
完成した模様が蜘蛛の巣に見えることからその名がつけられているそうです。

こちらの職人南埜ヤエ子さんの作品は鹿の子絞りという技法でつくられました。

こちらは羅仙絞りです。

では撮影の許可を得たので、館内の展示品を一部紹介します。
絞りの技法や種類を紹介しています。

美しい作品の数々が展示されています。



実はこちら有松・鳴海絞会館は展示資料館だけでなく、
絞りの教室も開催されているようです。

材料区分 資料代 所要時間
ハンカチ 1,080円 約1時間
のれん 2,700円 約1時間半
エプロン 3,240円 約1時間半
Tシャツ 3,240円(女性)約1時間半~2時間
Tシャツ 3,780円(男性)約1時間半~2時間
そのほか、有松・鳴海絞の歴史を語っているビデオ映像や物販店などもありました♪

有松・鳴海絞会館の行き方は、名鉄有松駅から歩いて5分程です。
車でお越しの際も無料駐車場が館内横に5台完備してます。
生で見た400年の歴史的伝統工芸品はとても美しく、力強いものでした♪
是非多くの方にも知っていただきたいものだと思いました♪
では、今日はこのへんで♪

有松・鳴海絞会館情報
会館名:有松・鳴海絞会館
営業日:9:30〜17:00
定休日:4月~11月末・無休(但し絞りまつり前後休館あり)
12月~3月末・水曜休館(但し年末年始12月28日~1月3日休み )
入場料:大人300円、小・中・高校生100円
駐車場:有(5台完備)
電話 :052-621-0111
住所 :〒458-0924 愛知県名古屋市緑区有松3008番地